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MR導入教育「基礎教育」コアカリキュラムについて

MRの教育研修については、「医薬情報担当者教育研修要綱」(以下「要綱」という。)に基づき実施しています。
平成19年3月に公表した「MR教育研修制度及びMR認定制度の抜本改革報告書」の中で、MRの教育カリキュラムの見直しが提言されています。
この背景には、医薬品産業を取り巻く環境の変化、医療制度改革はもとより医学教育や薬学教育が、患者中心の医療を目指して教育方法の改革に取組んでいることや新たな6年制薬剤師の誕生があります。
そこで、MR教育をMR活動に必要な教育に焦点を当てて、MRの導入教育のカリキュラムを全面的に見直し、新たに導入教育「基礎教育」コアカリキュラム(以下「コアカリキュラム」という。)を策定しました。

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本カリキュラムに基づく導入教育の実施は平成24年度からとし、平成24年度から実施予定の新MR認定試験の出題範囲(範囲とレベル)とする。
平成23年10月刊行予定の新MR研修テキストは、本コアカリキュラムの内容を具現化したものとなる。

1.科目の統合

学科の縦割りとなる「〜学」という発想から、MR活動に必要な基礎的内容に絞りこむ為に現行の6科目を統合した。『添付文書』『薬理学』『薬剤学』を統合し、『医薬品情報』とすることとした。『PMS』は、『医薬概論』に統合して『医薬概論』とした。
これにより新しい科目は、『医薬品情報』『疾病と治療』『医薬概論』の3科目となる。

2.科目の位置づけ

『医薬品情報』
医薬品情報は、MR活動の中心に位置づけられることから、カリキュラム前段をMR業務全般が理解できるような構成とし、MRが身につけておくべき基礎知識(医学・薬学・一般知識)と生涯学習の重要性などが理解できる内容とした。
後段は、各論として医薬品情報を支える薬学的知識(添付文書をベースとした薬理学、薬剤学)が身につけられる内容とした。

『疾病と治療』
疾病と治療は、医薬品情報を支える医学的知識として位置づけた。
MRは、自社医薬品の品質、有効性、安全性などに関する情報(医薬品情報)を医療関係者に提供、収集、伝達することが主な業務である。それには医薬品が作用する人体についての解剖・生理および疾病と治療に関する知識が必要となる。
MRは、薬物治療のパートナーとして薬物療法に関する知識を今以上に身につける必要があり、重点7疾患を中心として薬物療法に関する基本知識が学べるようにした。

『医薬概論』
医薬概論は、医薬品情報を支える一般知識と位置づけた。
MRは、生命関連性が高い医療に関与するため、医学・薬学知識にとどまらず、医療に関連する幅広い知識の修得が必要とされる。
本科目では、MRの倫理の理解、医薬品産業の概況、MR活動に関連する法規および制度、情報活動に欠かせないPMSの知識と技能の基本が修得できる内容を示した。

3.学習目標の設定

何を学ぶかを明確にするために、各社が行うMR導入教育の共通の学習目標(一般目標:GIO)と具体的な到達目標(行動目標:SBO)を明示した。
到達目標をさらに具体化して検証するために、下位目標も作成し参考資料とした。

4.到達目標における用語の統一
  1. 知識
    到達目標は、そのレベルに達しているかどうかを第3者が測れる表現でなければならない。「…が分かる」「…が理解できる」という用語を使用した到達目標は到達目標としては曖昧なため、知識の到達目標の用語としては「…を概説できる」「…が説明できる」「…が言える」「…が列挙できる」「…が簡潔に説明できる」など行動レベルで測れる用語を用いた。
  2. 行動
    知識を身につけても、実際のMR活動として実践的に体を動かし行動できなければならない。したがって、「倫理」「PMS」などにおいては「…が実行できる」「…が行動できる」「…について討議できる」などの用語を用いた。
  3. 態度
    情意領域に属する態度、つまり「心」にまつわる教育目標の到達度合いはペーパーテストでは測りにくいが、態度として行動に表れる(正しい判断か否か)のは行動の選択が正しいか否かで決まる。したがって、行動の選択を測定することである程度評価につなげることができので、態度を測定するために「…を選択することができる」という用語を用いた。

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