基礎教育とは
はじめに:MR認定制度における生涯学習を支える仕組み
MRの生涯学習は、基礎教育と実務教育の2階建て構造になっています。
基礎教育においてMRに求められる基礎的知識は、MR基礎試験の合格により一定以上の習得が確認されます。
習得した基礎的知識は、毎年度の基礎教育学習・認定プログラムに取り組み、合格することによって維持・向上が図られます。
基礎教育の目的
基礎教育の目的は、MRが医薬品の適正使用情報の提供・収集・伝達を行うために必要な基礎的知識を習得し、生涯にわたって維持・向上することです。
MR基礎試験合格後の基礎教育はどう変わる
基礎教育を継続する理由
所属企業が持つ製品ポートフォリオもしくはMRの担当製品領域に関わりなく、MR活動に必要な基礎的知識としてMR基礎試験合格後も維持・向上、あるいはアップデートさせることが医療関係者から信頼される第一歩になるからです。
個人学習の仕組みの変更点
学習の仕組み(コンテンツ)と名称が変わります
- 継続教育検討委員会からの提案1を実現した仕組みにアップデート。「全問正解まで行うドリル方式(時間制限なし)」から「テスト&ドリル&テスト方式(テストは1問1分相当の時間制限あり)」に
- 名称が「基礎教育年次ドリル」から「基礎教育学習・認定プログラム」に
利用申込から学習の取り組み完了までを個人で
- 2026年度以降は、新たに開設される「MRポータル」から基礎教育学習・認定プログラムの利用申込(有料)を行います
- 本プログラムに含まれるテスト、ドリルとMRテキストを使ってしっかり学習に取り組み、合格することでその年度の基礎教育の修了認定を受けることができます
ご注意ください
- 認定企業に所属のMRの方は、利用開始方法が2025年度までと異なり、個人で申し込みます。自社の教育研修部門からの案内や認定センターがウェブサイト等で発信する情報をご確認ください。
「基礎教育学習・認定プログラム」について
テストおよびドリルの出題範囲
MRテキスト各年度版(これまでと変更ありません)
プログラム利用料
4,400円(税込)
プログラムに含まれるコンテンツと利用期間
年度(4月~翌3月)内の決められた期間のみ利用できます
コンテンツ | 利用期間 |
1. MRテキスト電子版 | 4月~3月(12か月間) |
2. テスト1(190問) | 8月~3月(8か月間) |
3. ドリル (テスト1の不正解問題のみ抽出) |
テスト1全問解答終了後~3月 |
テスト1で不合格の場合、以下のコンテンツも利用可能
4. テスト2 (テスト1の不正解問題のみ抽出) |
テスト1全問解答終了後~3月 |
実施方法
毎年度、基礎教育学習・認定プログラムの利用申込を行います。
学習の進め方
MRテキストで内容の確認とドリルを繰り返し行って、基礎的な知識の維持や向上を図ってください。
この方式のメリット
- 現在の基礎的知識をどの程度維持・向上できているかを確認できること
- 苦手分野に集中してドリルとテキストで学習が図れること
- 学習した成果を自分で確認できること
本人確認が必要になる
MRの生涯学習としてしっかりご自身で取り組んでいただくために、テストに解答する直前に本人確認のための個人認証を組み込みます。
テスト2に合格しなかったらどうなる
その年度の基礎教育の修了認定を受けられず、未修了年度として扱われます。
修了認定が受けられなかった場合でも、認定証に記載された有効期限まで認定は維持されます。
未修了年度がある場合には、認定更新申請前に「更新時救済プログラム(有料)」を実施し、合格することで認定の更新が可能です。