「基礎教育」コア・カリキュラム

MRテキストを導入教育の学習教材とするために、導入教育の基礎教育における学習範囲と到達目標を設定する必要があり、2010(平成22)年に導入教育「基礎教育」コアカリキュラム(以下「コアカリ」という)が策定され、これに基づいてMRテキスト2012年が制作されました。
その後、MRテキストは定期的な内容の見直しが必要となり、概ね5~6年に1度全面改訂を行っています。2018年、2024年にコアカリの改訂があり、最新の「基礎教育」コア・カリキュラム2024年改訂に基づき、MRテキストが作成されています。

「基礎教育」コア・カリキュラム2024年改訂

2022(令和4)年3月の教育研修委員会で承認されたコアカリです。
これに基づいてMRテキスト2024が制作されました。MRテキスト2025年版、2026年版はこれをもとに軽微な修正を行っています。

MR「基礎教育」コア・カリキュラム2024年改訂報告書(PDF)

コアカリ2024年改訂の骨子

  • コアカリ2018からのヌケ・モレ、重複、過不足を調整した。
  • 一部の項目について、学ぶ目的と科目との関連性を見直し、科目間の調整を図った。
  • 基礎教育と実務教育で扱うべきものを仕分け、より詳細で実践的な内容は実務教育で取り上げることとした。
  • 導入教育と継続教育に共通した基礎教育として習得・維持すべき学習目標であるため、基礎的な内容にした。
  • キーワードは、その定義を記述する科目を明確にした。
  • 個別の薬剤名を列記することはできるだけ避け、基本的に薬効分類または作用機序分類として治療における考え方、作用機序、特徴などを説明できるよう改めた。

コアカリ数の変化

コアカリ
2018
コアカリ
2024
全体 430 410 -20
医薬品情報 66 74 +8
疾病と治療 235 212 -23
MR総論 129 124 -5

MR導入教育「基礎教育」コアカリキュラム2018年改訂

MRテキスト2012の内容を見直し、「MRテキスト2018」として制作するために、コアカリキュラムを見直すこととなり、2016(平成28)年2月に報告書が公開されました。これに基づいてMRテキスト2018が制作されました。

導入教育「基礎教育」コアカリキュラム2018年改訂版

コアカリ2018年改訂の骨子

  1. コアカリはMR認定試験で成果を測定できる「知識」に限定した
    MRに求められる資質は、「倫理観」「知識」「スキル」ですが、「倫理観」とは、MRとして相応しい態度・行動で、知識とは異なるものです。これまでスキルや態度・行動に関する学習到達目標が一部コアカリに含まれていましたが、これらは導入教育の「実務教育」で取り扱うことから、コアカリから除外しました。
  2. 有資格者の免除科目を整備
    「医薬品情報」は有資格者の免除科目であるにもかかわらず、MRの定義、MRの資質向上、MR認定制度など、MRとして必ず修得すべき項目が掲載されているため、これらを「医薬概論」に移動し、「医薬概論」の科目名を「MR総論」に変更しました。
  3. 「疾病と治療」は『基礎』を充実させ、『臨床』は体系的・シンプル化
    解剖生理を中心とした『基礎』は所属する企業にかかわらず、MRとして修得すべき内容であることから、これを充実させました。『臨床』は、自社の製品に関連付けて疾患・病態・治療を学ぶため、コアカリで扱う数を絞り込みました。
    また、これまで疾患をレベルIからレベルIVに分けていましたが、これを「詳細疾患」と「概要疾患」の区分にしました。
  4. 作用のメカニズムと副作用を扱う
    これまで、薬剤の作用メカニズムや副作用を「疾病と治療」で扱っていましたが、これらを「医薬品情報」で扱うこととしました。なお、これまでは、「疾病と治療」でレベルIVとして選定した7疾患で用いられる代表的な薬剤で理解・修得できることを求めていましたが、「医薬品情報」に移行し、降圧薬と糖尿病薬のみ取り上げることとしました。

MR導入教育「基礎教育」コアカリキュラム2012年版

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